金沢西高等学校同窓会会長 大畑 晃一
同窓会会員の皆様には、益々ご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。また、平素より同窓会活動に対しまして、深いご理解とご協力をいただき厚く御礼申し上げます。
本年、石川県立金沢西高等学校は創立50周年の記念すべき年を迎えることとなりました。同窓生を代表し、心よりお祝いを申し上げる次第です。
私は、1981年(昭和56年)3月に第5期生として卒業いたしました。当時は未熟な新設校で進学先や就職先の実績も乏しく、世間からの高等学校としての評価や卒業生である私たちに対する評価は正に未知の時代でした。
今年の3月には第47期生を迎え、卒業生の数は1万6000名を超える母校となりました。1期生からの諸先輩方をはじめ、多くの卒業生が社会の様々な分野の第一線で有為な人材として活躍されています。職場においての先輩や後輩、またお取引先等で同窓生と出会う機会や親子二代で同窓生といった方々も数多くいる高等学校になっています。
「協調 自主 創造 清純」の校訓のもと、先生方の熱心なご指導とご教授により育てられ巣立った私たちが、幾年が過ぎた今も母校の名を誇りを持って言えることは誠に喜ばしい限りです。
この半世紀の歴史の中には、県庁舎移転にともなう現在地への移設がありました。当時、多くの県当局の方々のご尽力と近隣住民の皆様方の深いご理解、ご協力を賜り「金沢西」という名で存続できたこと、また新都心としてこの地域が目覚ましい発展を遂げてきた過程の中で、地域の進学校として存在感を高められたことは、今後の新たな歴史を刻んでいくうえでも大きな期待を寄せるところであります。
同窓会活動も新設校故に、第1期の卒業生が社会人として落ち着き始めた創立20周年辺りより、諸先輩方々のご尽力で組織的な活動を始めた流れとなっております。過去の周年事業を振り返ってみますと様々な形で母校と同窓生に対し寄与してまいりました。
主なところでは、学校とPTAとの三者協議による普通教室への空調設備導入工事費用に対する貸付金の拠出。40周年には同窓生が集い井上陽水さんのコンサートを観賞する記念同窓会と祝賀会の開催。また、教育現場のデジタル化推進に伴った普通教室への天井設置型プロジェクターの寄贈などです。
本年は「NISHIKO 50」をスローガンに、同窓会50周年記念祝賀会の開催と寄贈事業としては母校からの要望もあり、既設の全てのプロジェクターの更新を行います。この創立50周年を機に、同窓生の更なるネットワークの構築と魅力ある同窓会づくりを目指すとともに、今後も時代に即した母校に対する支援事業を行ってまいりたいと思います。
引き続き、同窓生の皆様方の温かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。